バター

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効率的にバター・マーガリン・油脂を切るにはどうしたらいいの?

お菓子やパンの原材料などに使用するため、業務用のバター・マーガリンなどの油脂を効率よくカットしたいというお客様からのご相談を沢山頂いております。業務用の原材料として仕入れる場合、5㎏~20㎏ほどの塊になっている状態が多く、それをまず計量しやすいサイズに小分けする必要があります。大きな塊の油脂を包丁でカットするのは、とても重労働で大変な作業となります。そこで今回は、業務用バター・マーガリン・油脂を効率よくカットするための専用機をご紹介させていただきます。

バター・油脂のカットには、ピアノ線(ステンレスワイヤ)が最適!

1907年創業の刃物メーカーHIRANO。食材を「切る」ことに特化し、様々な業務用カット機を製造し、標準品や特注品など様々なご要望にお応えしてきました。今回のテーマ食材であるバターなどの油脂の場合は、刃物にくっつきやすいため、刃物ではなく、特殊なピアノ線(ステンレスワイヤ)を活用した専用機となっています。

工場向けバターカッター

原木バターのざっくりカット&前処理

まず初めに、原木サイズ(10㎏,15㎏,20㎏など)バター・油脂を加工調理する際の前処理として、計量できるように小分けするため、ある程度のサイズに分割します。この作業が一番の力作業で、バター・油脂のサイズ・固さによっては、「包丁でカットするには、力のある人しか作業ができない」という問題もあります。
※冷凍状態のバターなど、食材が固すぎる場合はうまく切れない場合もございます。

処理量が多いお客様ではエア動力で動く下記横型ピアノ線カッターがおすすめです。食材をセットし扉を閉めるだけでエアの力で食材をピアノ線に押し込みます。

横型ピアノ線カッター

30mm幅や4分割など指定のピッチでピアノ線を張ることができます。
※硬すぎる食材は切れません。

こちらの製品の導入事例はこちら

手動タイプでは下記2機種ご案内が可能です。バター・油脂の固さによって、テコ式(柔らかめ用)か巻き取り式(固め用)かお選びいただけます。こちらのホールチーズカッターである程度の大きさにした後、定尺ピアノ線カッターやダイスカッターでさらに小さくするお客様も多いです。                                                         

ホールチーズカッターテコ式
CK-HCT

比較的柔らかいチーズ向けです。

テコの力で大きなチーズも簡単にカットができます。


ホールチーズカッター巻き取り式
CK-HCM

テコ式よりも強い力でカットすることができます。

↓↓↓カットスペースなど詳しくは下記ブログに記載があります。↓↓↓

スライス・定寸カット

続いて、スライスをするためのカッターをご紹介します。スライスカッターを使うことでバターのサイズが揃います。計量したり、パンの中やどら焼きの中に同じサイズのバターを入れたいというお客様向けのカッターです。
こちらの製品はカット台にチーズをのせ、ハンドルを下すだけで定寸にカット可能です。10㎜ピッチでサイズ指定可能です。

ピアノ線定尺カッター
TCN-P

ピアノ線が定寸で張られているため、誰でも同じカットピッチで均一にカットすることができます。

ダイスカット(角切り)・スティックカット

マルチプレスカッター+CK-A2(刃物部)

マルチプレスカッターは、テコ式で大量カット作業も楽に行える製品です。
①のように事前にスライスしてもらうとダイスカットができます。②では塊のままカットすることでスティックカットを行っています。

原木からダイス状にするには?

原木の状態からダイスにするために下記3機種を揃えて使用しただいている現場も多いです!
ダイスカットしたバターやマーガリンは、その後計量され溶かされたり生地に練りこまれるなど様々な用途で使用されています。

現場_チーズカット

Step1
ホールチーズカッターテコ式で大きめにカットを行います。こちらでは4分割にしています。

現場_チーズカット

Step2
ピアノ線定尺カッターでスライスします。
最終何mm角にしたいかでこちらのカットピッチが決まります。
10x10x10mmにしたい場合は10mmスライスをする必要があります。

現場_チーズカット

Step3
マルチプレスカッター+CK-A2(刃物部)にセットしてダイス状にします。
こちらの現場では2枚重ねてカットしています。
また、小麦粉をまぶすことでバラしやすくしています。

少量・店舗向けバターカッター:コンパクトタイプ

フリーカット

ポンドバターカッター
BC-1

ポンドバター(450g)のバターのカットができます。
包丁で切るとくっついてしまいますが、ピアノ線でカットするため抵抗少なく簡単にカットができます。

カットしていただいたバターは味噌ラーメンのトッピングあんバターサンドなどで使用していただいています。

スライス

こちらの製品はバターをまな板の上に置き、上から押しあててスライスする製品です。バターの大きさ・スライス巾によって、Sサイズ・Lサイズからお選びいただけます。コンパクトな製品ですので、場所を取らずに作業したい方、少量作業向けです。いずれも特注ピッチでの対応も可能です。

チーズカッター3mmスライス
CK-S-3

より細かくスライスしたい方向けです。
枠の内寸は90x125(DxW)mmです。


チーズカッター5mmスライス
CK-L-5

大きめのバターや油脂のスライスが簡単にできます。
枠の内寸は150x250(DxW)mmです。

スティック

チーズカッター10mm角スティック
CK-A2-10

スティックカット用です。
枠の内寸は165x165(DxW)mmです。

導入事例のご紹介

バターの前処理カット マドレーヌ用 洋菓子メーカー様

三重県伊勢市で地元の人から愛されるマドレーヌを製造販売されているブランカ様では原料となるバターを横型ピアノ線カッターでカットしていただいています。20kgバターを1kgの20分割にし、溶かして使用されています。

導入事例ページはこちら

油脂の前処理カット シュークリームなど 洋菓子メーカー様

モンテール導入事例

スーパーやコンビニなどでシュークリームやエクレアを販売しているモンテール様では製菓用油脂のカットでピアノ線定尺カッターマルチプレスカッターをご使用いただいています。

導入事例ページはこちら

バターの前処理カット 冷凍チャーハン工場様 

冷凍チャーハンで使用するバターの原木カットにホールチーズカッター巻き取り式を使用していただいております。

導入事例ページはこちら

その他、事例や特注対応のご紹介!

ポンドバター 1/4カット→5gスライス

ポンドバターを縦に1/4カット→6mmスライスをしたいというお客様のために特注機を作りました。
上記のカットをすることで1枚あたりが約5gになり、お菓子に挟む用途でバターを使用していただいています。

バター 角切り・ダイスカット

スライスしてから格子のピアノ線に押し込むことでダイスカットを行っています。

バター スティックカット

マルチプレスカッターでバターをスティックカットしている様子が書かれています。

バターシート ダイスカット

マルチプレスカッターにてダイスカットをしていただいています。
元々のバターがシート状のため高さ方向は切らずに縦横だけカットしています。
カット後にくっついてしまうため小麦粉をまぶしながら剥がしています。
その後計量して溶かしてお菓子に使用していただいています。

マーガリン原木 分割カット

パンで使用するマーガリンのカット用でホールチーズカッターテコ式を使用していただいています。
原木の状態で溶かしていたそうですが、溶解に時間がかかるのと投入作業が危険なため小さく分割して作業性をよくしたいという要望で購入していただきました。

マーガリン 角切り・ダイスカット

マーガリンカットの様子が記載されています。

マーガリン 分割カット

こちらは包丁でカットしている事例になります。
マーガリンでも配合によっては刃物への付着が少なく、包丁でカットできるものもございます。

味付き油脂 分割カット

味付けをした油脂を溶かす前処理である程度ざく切りしたいというお客様向けの様子です。
カレーのルーのような固さで油が入っているのか包丁にも全然くっつかない素材でした。

まとめ

以上、業務用のバター・マーガリン・油脂カッターを紹介させていただきました。今回ご紹介した以外にも、様々な食品のカットに対応した製品を取り揃えています。最近ではラードのカットなども問い合わせが増えてきています。オリジナル食材のカット要望にご対応した特注製造も多数ございますので、お気軽にお問合せください。

バターやマーガリンなどの油脂は
原料の成分・硬さ・大きななどでうまく切れるか切れないか変わってきます
温度帯などによっても変わるため温度調整が必要な場合も多いです。

ご興味やお困りごとございましたらぜひ下記よりお気軽にお問合せください。

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